細川事務所通信

平成30年5月号 Vol.82

愛車のお届け、やめました 青森トヨタ、残業激減の改革


 愛車のお届けは、もうやめます―。働き方改革の一環で、青森トヨタ自動車(青森市)が車検や新車の納車時に客の自宅まで車を届ける「納車引き取り(納引〈のうび〉き)」をやめたところ、従業員の残業時間が従来の5分の1になった。自動車販売業界では同様のサービスが慣例化されており、同社の取り組みは業界に一石を投じそうだ。

 納引きは、取引のある客の車が車検時期を迎えた際、整備工場の従業員が、客の自宅を訪ねて引き取り、検査が終わればまた自宅に出向いて納車するサービス。車を購入した客に対しても、販売店の従業員が自宅まで届けるケースがある。

 同社によれば納引きはこれまで、車検の取り扱い全体の半分以上に及んでいた。従業員が、職場と顧客宅との往復に時間を取られ、本来の業務である整備や営業が後回しになり、1カ月の残業時間は平均約25時間に上っていたという。

 そこで同社は納引きの廃止を決め、昨年11月、青森県内の顧客約3万5千人に理解を求める文書を小野大介社長名で発送。納引きする車を約2%にまで減らしたところ、今年1~3月の月平均残業時間はそれまでの5分の1に当たる約5時間に収まった。残業代も1人当たり約4万円から約8千円に下がったが、差額分は会社の収益を加味して従業員に支払うことで、意欲をそがないよう配慮した。車を持ち込んだ客には台車を貸し出しているという。
~中略~

朝日新聞DIGITAL 平成30年4月23日10:55配信

 私自身は車の車検の際に、納引きをしてもらったことはないのですが、自動車業界の慣例としてこのようなサービスがあるんですね。私も常日頃から感じていますが、事務所までの通勤の時間など「仕事に付随する移動時間」というのは、「本来の業務ができない時間」であり、できればなくしたい時間です。

 上記の例では、お客様サービスであり、お客様と接点を持つための手段なので、一概に悪とは言えませんが、メリットを拾い上げると「残業時間が従来の5分の1になった」「残業代も約5分の1になった」とのこと。残業時間に対する残業代の支払は、労基法上の使用者に対するペナルティという意味合いなので、少ないに越したことはありません。「車を持ち込んだ客には台車を貸し出している」とのことでしたが、「人」は本来業務に従事して、「物」に働いてもらうのは、とても効率的ですし、昨今の働き方改革に合致します。

 人間関係が希薄になってしまうようなリストラはすべきではないと思いますが、ほんの少し心の余裕を持って、普段のルーティーンワークの代替手段が見つけられるようにしたいですね。

5月給与の注意事項

  1. 労働保険の年度更新(7月)がありますので、賃金台帳に不備がないかチェックをお願い致します。(一般事業所)
  2. 平成30年4月分の厚生年金保険料から、「子ども・子育て拠出金の率」が改定になっています。(現行:1000分の2.3 → 改定後:1000分の2.9)

ひとこと

 待ちに待ったゴールデンウイーク!でも、皆様がこの通信を読む頃は、ゴールデンウイーク明けかもしれませんね。5月病にならないように、心身のマネジメントをお願いします!

 さて先月の通信で、日本年金機構の情報とマイナンバー連携が始まりましたと書かせて頂きましたが、先に連携の始まっていた「雇用保険手続」についても動きがありました。

「平成30年5月以降、マイナンバーが必要な届出等にマイナンバーの記載・添付がない場合には、返戻しますので、記載・添付の上、再提出をお願いします。」とのことです。具体的には「資格取得届」や「資格喪失届」などですが、5月以降はマイナンバーが把握できていない場合、本当に返戻されるようです。

 入退社手続きの際には必須となりますので、事務手続きが滞らないように、ご準備をお願い致します。

(所長:細川 知敬)

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