細川事務所通信

令和5年2月号 Vol.139

コロナ5類移行時、屋内マスク不要に 週内に閣僚協議

政府は新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを「5類」へ変更した場合、屋内でのマスク着用について症状のある人らを除き原則不要とする方針だ。岸田文雄首相は週内に関係閣僚と協議し、感染状況を見極めて分類変更の時期を判断する。

新型コロナは現在、感染者らの入院勧告や外出自粛要請などを伴う「新型インフルエンザ等感染症」に分類している。結核などの2類以上に相当する。5類は季節性インフルエンザ並みの扱いだ。

政府は屋内では距離が確保でき会話をほとんどしない場合を除きマスク着用を推奨している。5類に移行した場合は着用対象を発熱などの症状があって他人にうつすリスクがある人のほか、高齢や基礎疾患で感染防止が必要な人らに限る。

満員電車などの特に感染リスクが高い場所での扱いは調整する。屋外については既に近距離で会話をしなければ原則マスク不要としている。

5類になれば現在は感染者に原則7日間、濃厚接触者に原則5日間求めている待機も不要になる。診察を受けられる場所は特別な感染防止策を講じる発熱外来に限らず、一般の診療所や病院でも可能とする。

厚生労働省は分類変更に向けて自治体や医療機関などに受け入れ体制の早期移行を求める方向だ。

治療や入院にかかる医療費などの公費負担や発熱患者を受け入れた医療機関に対する診療報酬の加算は段階的に縮小する見通しだ。感染者数の把握方法もさらに簡素化する。緊急事態宣言などは感染が拡大しても発令できなくなる。

2023年1月18日(水)0:17配信 日本経済新聞から引用

未知の感染症におびえながらの生活がようやく終わるようです。完全に元通りにはなりませんが、ようやく待ちに待った日常が戻ってきます。コロナに罹患したら強制的に7日間、社会から切り離されることもなくなりますので、今まで躊躇していた外出もしやすくなってうれしいですね。

今まで新型インフルエンザと同等の2類感染症扱いだったものが、令和5年5月8日から季節性インフルエンザと同等の5類感染症に移行することになります。ワクチンや治療薬と同様、諸外国に比べると随分遅い判断で、頑なにゼロコロナ政策を取っていた中国よりも遅くなってしまいました。

2月1日時点で、日本人の新型コロナ感染者数は約3260万人に達し、国民の4分の1が感染したことになりますが、今後は感染者の7日間の待機がなくなりますし、病院にも一般外来で受診することになりますから、新型コロナにかかるのが当たり前になるのでしょう。この3年間ずっとコロナに恐れながら生活をしてきたので、症状や毒性が軽くなっていると言ってもやっぱり怖いですよね。

また7日間待機がなくなると医師による休業証明もされなくなるのでしょうか。そうなると新型コロナ罹患での傷病手当金の申請もかなり減るのかと思います。しかし弊所でもかなりの方の申請書類を作成しましたが、今年になってもまだなかなか体調が回復せず7日以上お休みされる方が多いです。人によって症状も異なるのかと思うと、まだまだ油断ができない感染症です。

2月給与の注意事項

  1. 年次有給休暇の取得日数を、従業員ごとに確認して、年5日以上の付与ができているか確認をしましょう。
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