昼は毎日外食、夜は接待に飲み会、朝は時間がなく何も食べない―。健康は気になるけど、毎日忙しく過ごすビジネスパーソンが「規則正しい、理想に近い食生活」を実行するのは不可能に近いだろう。~中略~
「会社で夕食」も「帰るまで我慢」も不健康のもと
健康のためには「規則正しい食習慣」が好ましいことくらいはビジネスパーソンも知っている。しかし、分かってはいても、いつも同じ時間には食事を食べられないのがビジネスパーソン。とりわけ夕食を決まった時間に食べるのは至難の業。~中略~
仕事の途中で食べる夕食は、その内容を吟味できることは少なく、ラーメンやカレーや牛丼などの、いわゆる「一皿物」になってしまうことが多いだろう。~中略~カロリーが多い割には満足感が低く、かつ、摂食時刻が中途半端なために、その日のうちにもう一度食事をすることになる可能性が高い。~中略~
逆に食べずに仕事を続けるとどうなるのだろうか?食事をしない時間が長くなると、血糖値(血液中のブドウ糖量)が低くなる。食事量が(食事回数が)多過ぎて高血糖状態が長く続くと糖尿病などの原因になるので好ましくないが、かといって逆に低血糖状態が長くなり過ぎるのも好ましくない。脳細胞は血液中のブドウ糖(つまり血糖)しかカロリー源として利用できないので、低血糖状態では頭の働きが悪くなる。せっかく残業をしていても、能率が悪かろう。
~中略~「糖質」を少しだけおなかに入れるのが正解
どうしても残業を避けることができないのであれば、普段夕食をとる時間くらいに軽く何かを食べることをおすすめする。「軽く」ということころがポイントになるので、近くのコンビニで購入できる物か、買い置きできる物に限られる。~中略~
具体的には、例えばおにぎり。小さめの物を1つ、よく噛んでゆっくり食べる。具はどんな物でも(好きな物で)よし。こんなところで栄養素バランスを考慮しなくてもいい。次におすすめするのはサンドイッチ。これも、同じ理由で、間に挟んである具材は何でもいい。肝心なことは糖質(の中のデンプン)を少しだけおなかに入れること。
残業中の最強食材「バナナ」を常備するという奥の手
私の「イチオシ」はバナナ。バナナは、速やかに血糖値を上げる単糖類(果糖など)を少量含み、~中略~脳や身体への「簡便なカロリ<>ー補給源」として極めて優れた食品である。テニスプレーヤーなどがゲーム中にバナナを食べているのには、このようなきちんとした理由がある。
~中略~さて、残業時に「主食になる食べ物を少しだけ補充」した場合に注意しなくてはならないことがある。~中略~主食の役割をする物(ご飯・パン・麺類)を食べてあるのだから、夕食時にはその分だけそれを減らすこと。おにぎり1つはだいたいご飯1杯分に換算する。バナナは1本だいたいご飯1/2杯分と考えよう。
(食生活ジャーナリスト、佐藤達夫)ITmediaビジネスONLINE 1/28(火)8:00配信
私も業務時間が長くなることが多いので、とても興味深い記事でした。私の場合は空腹になると集中力がなくなってしまうので、我慢せずに食事を取ってから業務に戻ることが多いです。
さて、いよいよ4月1日から中小企業でも残業時間上限規制が適用になります。原則的に法定労働時間が月45時間、年360時間を超えてはなりません。4月以降は36協定も新様式に変わります。改めて自社の労働時間に関するルールが「残業時間上限規制ルール」内に収まっているか、ご確認ください。
2月給与の注意事項
- 2019年4月以降に付与した年次有給休暇の取得日数を、従業員ごとに確認して、年5日以上の付与ができているか確認をしましょう。
ひとこと
あっという間に1月が終わってしまいました。新型コロナウィルスが猛威をふるっていて、世界中が衛生面でも、経済面でも混乱しており、とても心配しています。月並みですが、例年の冬と同じように、先ずは手洗い、うがいを率先して行い、病気が自分に近づかないようにしたいですね。
(所長:細川 知敬)